嫁さんが波の音を聞きたいというので、先月海の近くまでドライブに出掛けました。しかしあいにくの雨天で波音を楽しむことができませんでした。それから嫁さんの「波の音が聞きたい」という気持ちは収まらず、昨日波の音が入ったCDを借りてきました。嫁さんは「これっていい、いい」と悦に入っているのですが、うちの嫁さんも癒しの世界に憧れているのかなあと思うと、亭主としてはちょっと複雑な気分です。1時間、波の音ばかりなので、「こんなものでも商売になるのか」と最初は思いましたが、1時間波の音だけ取るのも大変なことだなと思いました。雑音や救急車のサイレンでも入ったら取り直しになります。相当場所も選んだ末のことでしょう。もしかしたら編集しているのかなあ。
今、その波音を聞きながらブログを書いています。何か確かにのんびりした気分になります。そんな感じがみなさんに伝わるでしょうか。「寄せては返す波しぶき」。単調な作業を繰り返す音に何でこんなにリラックスさせられるのでしょうか。
現在の相場は先行きが見えない故に、みんな迷いながら投資をしています。つい上がっているものに目を奪われ、下がっているものに目が奪われ。常に気持ちがぐらぐらしている人が多いと思います。しかし確信が持てない故の相場は上昇も下落も長く続きません。上がれば下がり、下がれば上がるわけですから、結果をばかりを追っていては疲れます。上がっているものに対しては、現在はまだ割安なのか、妥当なのか、もう割高なのか、の検討をつけて、その後をながめることをお勧めします。「やっぱり上昇したか」、「やっぱり下落したか」と繰り返すのを確認しているうちに気持ちが落ち着いてきます。これって波の動きにリラックスする気持ちに通じると思いませんか?
相場に疲れて癒しを求めている人がいれば、試してみていただけたらと思います。他人事で株価が上下する動きを呆然と眺めていると、「何でムキになって株価をみていたのだろう」と冷静な気持ちを取り戻せるかも知れません。