本日緊急記者会見で、福田首相は薬害C型肝炎集団訴訟で原告の求める一律救済に応じるため、救済策を盛り込んだ法案を議員立法で国会に提出すると発表しました。20日に和解案で決裂してから、世論の非難を受けての決断と見る向きが多い。
なんで?どうして?
20日に全員一律救済を受け入れず、本日全員救済の議員立法を立てて、受け入れようと動く。議員立法では出来て、和解案ではなぜできない?
今回の件でもそうだが、被害者が訴えているのは「2度と同じ被害者を出さないために戦う」、厚生労働省やメーカーなどの責任を明確にすることであり、補償額の上積みを求めるわけではない。
なんで?どうして?
国交省は来年秋から距離に応じた料金制度を導入する首都、阪神両高速道路の上限料金を1000円以下に抑える方向で検討に入ったとのこと。当初の料金案よりも200〜300円程度引き下げた。これも世論の非難の強さを受けてのことだろう。
いずれにしても、現行700円からの引き上げで、しかも当初案の上限よりも200〜300円引き下げたのは国交省が来年度から揮発油税などの道路特定財源を使って実施する引き下げ策(??)の一環らしい。
そもそも高速料金案の上限金額1200〜1300円自体に不満があるのに、「1000円以下にするから揮発油税などの道路特定財源を使わせてくれ」というのは、どんな神経をしているのだろう。
700円から上限1000円に引き上げることと、揮発油税などの道路特定財源を堂々とそれに充当することを認めろと言う。うまいことを考えたものです。
新聞の記事には、「国費を投じて値下げ(??)するのはいかがなものか。経営合理化で値下げするという民営化の趣旨に反する」という批判があることを伝えている。非常にもっともな意見だと思います。
昨日もテレビの政治討論では「将来の消費税アップは仕方が無い。もちろん、財政改革を十分にやった後の話しですが」と政府・与党の政治家さんは口を揃えて言ってました。
なんで?どうして?
これまで、みなさんの仕事で、「こんなに無駄な税金の使い方を見直してきました」という目に見えた成果がどこにあるのでしょうか?
「税金の無駄遣いを見直しします・・・・」。何を、いつですか?対象と期日が聞こえてきません。
国民負担の対象や期日は明確なのですが・・・。