2年国債の利回りが1.88%。5年国債の利回りが2.6%。これは日本の金利では勿論ありません。米国の金利です。昨年の6月は2年国債利回りは5.1%、5年国債利回りは5.13%でした。
この金利水準は今振り返ると非常に魅力的な水準でしたが、現在の金利水準はこれまた逆に極端に魅力がない低い水準です。それでも、こんなに低金利の米国国債を買う人がいる。リスクを怖がり米国国債しか投資できない人が溢れていると言うことです。ある意味で異常事態。異常事態はそう長く続きません。
いったん、異常な低金利である米国国債に逃げ込んだ資金はいずれ、効率を求めて再び投資の世界に戻ってきます。とどまる時間が長いほど、その勢いは強くなります。よく弓の弦に例えられるのですが、大きく強く引っ張られれば引っ張られるほど、矢は遠くまで飛びます。弱く引いた弦では遠くまで飛びません。強く引っ張られて弦が切れてしまい弓が打てなくなることもありますが・・。
現在の相場は弓がしなるほどギリギリと引っ張られている最中だと思っています。
相場の醍醐味まで、もう少し。目が離せません。