「うますぎる話」は緊張感が途切れた時期に多いので注意を!!

 何か、例年になく、今年の投資資金を取り込むボーナスキャンペーンが静かであるような気がします。やはり昨年施行された金融商品取引法の影響もあり、金融機関側が広告に慎重なのでしょうか?それとも相場に迷いがあって、投資家の反応が鈍いからなのでしょうか?
聞こえてくるのは、昨日にも書きました「キャッシュバック」の話ぐらいです。
 新興国の株式は低調ですが、先進主要国の株式は一時よりも株価が回復してきましたし、為替水準は日本人にとっては大分安心できる水準で落ち着いてきました。逆に短期的な値上がり利益を狙う人にとっては、為替にしても株式にしても、まともなもので大きな利益を期待しづらくなってきましたので、一発狙いの人はいわゆる「少ない金額でも上下に大きく変動する」、「ボロ株」的な中小型銘柄を仕掛けるかどうかに、迷う場面に入ったのかも知れません。
 「そこまでして値上がり利益を追求するつもりはない」という、私みたいな考え方をする人は、これまで種をまいたものの行方を楽しむぐらいで、少し退屈な相場環境になるような気がします。そんな中でも、ひょんなきっかけで、投資チャンスが巡ってくることもありますから、少しだけ期待して待っていたいと思います。
 そんな投資環境の中で「うまい話」はありません。「うますぎる話」はこういう緊張感が途切れた時期に人の心の中に入り込んできますので注意しましょう。