注目されていた政策金利の引き下げ幅は、賛成4名、反対4名の議長採決で予想された0.25%の幅ではなく、0.2%で決定されました。そもそも政策金利の引き下げの効果を疑っていた私としてはやらない選択もありだと思っていました。しかし、?ここ2,3日で相場が「日銀政策金利引き下げ」を完全に織り込んでしまっていて、日銀はそれに対して何もアクションを起こそうとしていなかったこと、?主要国のほとんどが協調利下げに踏み切っており、ここで日銀が引き下げに応じても日銀を非難するムードはなかったことを前提にすれば、すんなり予想通りの0.25%の引き下げで決まるものと思っていました。
ところが、引き下げ幅は0.2%?と変な渋り気味。下げ余地を残したかった?0.05%けちってどれほどの余裕なのか?むしろ日銀内部の迷いが表に出たようで、今後も難しい政策判断を迫れる日銀は頼りになる存在として大丈夫かと心配になります。マーケットに対して、何故に答える丁寧な対応が求められます。何故0.25%ではなく、0.2%の幅にしたのでしょうか?何故0.25%ではいけなかったのでしょうか?
どうせ下げることに決めたのであれば、なぜ日銀が0.2%の幅にこだわったのかを説明すべきだと思います。いたずらに、相場の動きをおもちゃにする輩をけん制するためにも。