福田ショック??

 昨日午後9時半の記者会見で、福田総理は突然の辞任表明をしました。「福田ショック」で、株安・円安・金利高のトリプル安も・・・という、見方もありました。
私にはどうも「福田ショック」という言葉がシックリ来ないのです。むしろ、この一年は変化、ショックを国民が期待していたのになかった一年間だったのではないでしょうか?
以前にも書きましたが、結果はどうあれ、もし総選挙となれば、それは「日本が変わるかもしれない」という変化を期待したプラス材料として評価されると思います。
 その際には、自民党総裁選は麻生何某とか、町村何某とか、谷垣何某とか、代わり映えのしない候補だけではなく、危機感持った若手政治家の名乗りが上がることが前提です。前回の自民党総裁選のように、若手から何も声が上がらなかった総裁選ならやらないほうがましです。民主党の代表選のことを言う資格はないし、今後政治家としても期待できません。
 せっかく、福田さんが作った機会、見事国民に民主党との違いをアピールしていただきたいものです。
 ユーロ、ポンドのメッキがはげて、期待されていなかったドル、円が相対評価で買われています。「原油価格の下値は110ドル」と原油国首脳が価格下落に対してけん制発言をしたとも聞きます。
当事者が「下値メド」を言い出したら、相場は天井をつけた証です。相場は110ドルを割り込み、100ドルを割り込んでいくのではないでしょうか?
そういう大きな価値判断が変わろうとしている時に、政治に足を引っ張られたくないという気持ちが正直なところです。