GWの連休明けの世界同時株安、大きな円高のショックが薄れるにつれて、米ドル88円、ユーロ110円、豪ドル77円まで円高に振れたのが海外時間であったことが恨めしいという人が多いですねえ。現在米ドルは93円、ユーロは117円、豪ドルは83円まで回復しました。
「買いたかったあ」という声は実際その時に投資するという決心がついたかという問題がありますが、円安期待を持ち、高レバレッジのFX取引をしていた人の中には眠っているうちに証拠金を全部飛ばし決済され、しかも数時間後には再び円安期待のムードに戻ってしまったわけですから、まさに「恨めしい」展開になっています。
ユーロの水準はまだ定まりませんが、米ドルと豪ドルは居心地の良い水準まで戻りました。
現在、米ドルはダメ、しかしユーロもダメとなり、行き場のないお金が少し金(GOLD)に資金が流れただけで新高値をつけ注目を集めています。今後も金価格の上昇期待は高まるでしょうが、上がり続ける相場はないわけですから、為替の円安期待と同様に、その方向性に間違いがないとしても、相場に急変はつきもの。「どうしてこんなに下がるのー??」という急落がいつあっても動揺しないように常に覚悟して、先行きの見通しに自信がなくなってきたら、リスクの量を絞るなどの対応を怠りなくしたいものです。落ち着くまでにはまだ時間がかかります。