ヤマ場、今できることを考えてみる時!!

 ついに、日経平均株価もニューヨークダウも10,000の大台割れを意識する水準まで急落し、為替相場も109円台に入ったユーロはもちろんのこと、期待が高かった豪ドルが72円台を割り込むほど円が急騰しました。

 本来、金融当局が一糸乱れず強力な協調体制で臨むべき緊急事態にあるのに、まとまりのない各国の対応に失望感が市場に蔓延。相場が大泣きし、手のつけられない状況を遠巻きに市場関係者が困惑して見ています。
ここまでくると、個々の投資家の自助努力でどうなるものでもなく、政治力の発揮を待つしかありません。「週末の土日に重要な決定がなされる」という噂に期待が高まっています。
 短期で値下がり利益を狙っていた投資家、投機家も、この水準から更に下がることを期待して売りを継続するのも勇気がいる水準まできたと思います。
 今年の2月10日に私はこのブログで「そこらへん」というタイトルで、相場は底を打つ前なのか、底を打った直後なのか、いずれにしても、「底らあたり」であることを書きましたが、現在はその再来だと考えています。まさに、寅年千里を走るの相場言葉通りの「行ってこい相場」となりました。
 ここはヤマ場。タイバンコク、韓国哨戒艦沈没ときな臭い問題が表面化している中で、投資について考えるときでもなかろうと言う人も多いでしょうが、私は逆で、こんな時こそ、やるやらないは別にして「何かすべきことはないのか」「今できることはないのか」を考えて頭を整理する大事な時期に差し掛かっていると思います。
 今求められているのは、特にユーロ圏諸国の一致団結した決意表明ではないでしょうか。
ここまでは想定内ですが、想定外の域に入り込んでいくかどうかのヤマ場だと思います。