何度か来た道だけど、チャンスと思える機会は少なくなっている!!

 再び為替相場が円安の頭が押さえられ、先行きの円安・株高の展開を期待する気持ちがくじけそうなムードが漂っています。こうした機会は、これまで何度も経験し、そのたびに、「あの時は拾っておくべきだった」と後悔した投資家は多かったと思います。今回の円高に振れた機会は、米ドル100円時代の幕開け前に準備された貴重な機会だと思います。

 ただし、そうは言っても、現在の水準は、日経平均株価は14000円、日本株式やJリートのスターファンドが販売停止に追い込まれるほど、相場に過熱の兆しが出始め、要警戒の水域に残りわずかとなり、利益を確信できる環境で投資ができる時間、猶予はかなり短くなっています。数少ない機会を確実に取り込んでいくことが求められます。

 2月はどうかな?3月はどうかな?4月はどうかな?と円安・株高相場と付き合っては来ましたが、5月相場はどうなるのでしょうか?個人的には、5月相場が短期的な天井をつけても、後悔しないように準備したいと考えています。逆に言えば、現在の水準が「円安・株高」の天井だとは考えておらず、これから天井に向かう投資環境でいかに結果を残すかという課題に挑戦中です。

 現在、AIJ投資顧問、安愚楽牧場に続き、MRIのマース投資で投資家被害が出ているようです。金融庁も存在をかけて、相当危機感を持って再発防止にあたるものと思います。これを機会に、世間で疑わしい、こんな金融商品の存在はありえないという金融商品を国民から情報を集め、徹底的に検挙して重罰を科し、こうした行為は見合わないと思わせるほど徹底してほしいと願います。

 一様に網を張る行為では多くの悪を見逃してきました。疑わしきものを集中してつぶしていく、強い決意がないと再発は防げないのではないでしょうか。