期待して、失望して、そして思い返して見ての相場展開が続く!!

 いよいよ参議院選挙の結果がでます。G20は、結局は米国と日本が経済成長を確かにして、自国の経済成長のきっかけにならないかと今後に期待する形で閉会しました。

 期待は時間の経過で大きくなるものですから、いずれは期待に添えず、マーケットをがっかりさせる事態が発生してしまうのは仕方ないことです。しかし、その期待が期待から成果が見える実体を伴うものであれば、改めて、見直され、その先にある光を求めて、期待感が盛り上がっていきます。

 そういう意味では、今後は期待と失望がまだら模様となり、値動きが大きいボックス相場になるのではないでしょうか。したがって、「安く買い、高く売る」やりかたが得意な人にとっては、良い相場展開が期待できます。

 中国のシャドーバンク問題についての専門家のコメントには今のところ楽観的なコメントが目立ちますが、個人的には、将来深刻化する「危機」の引き金になると念頭に置いて投資を続けていきたいと考えています。しかし、ある意味、こういう懸念材料が顕在化していると、病気持ちのほうが健康体よりも健康を大事に思う機会が多いように、マーケットが「えっ、そんなことが」とビックリして突然急落することもないと思うので、悪い話しばかりではないと思います。

 しかし、端から見ていて、中国の投資家が現状を不思議と思わず楽観的に見えるのは、やはり中国のバブルはかなり進んでいるということなのでしょう。80年代後半の日本人と一緒ですね。

 中国は日本とは違う。国会のねじれはなく政治は万全だ。お札が足りなければ刷ればいい。経済成長率が低くて心配なら、期待通りの数字にいつだって戻せますよ。やれないことなんかないんだから・・・。普通の国と同じに扱って欲しくないなあ。 ってか。