8月17日の株価が急落し、為替の円独歩高の場面では、「株価はどこまで下がるのか」とか、「為替の円高はもっと進むのか」と、びっくりするほどの問い合わせがありましたが、今回は比較的おとなしい印象を受けています。株価急落や円高も、何度か繰り返され、なかなか買った価値まで戻りが鈍い状態が続くと、投資する気持ちが弱くなってきます。これが更に続くと、投資に興味が沸かなくなります。更に続くと不安になり、「もうあの値段には戻らないかも知れない」と悲観的になってしまいます。
そういう意味では、これからが本当に割安に放置される投資対象が出始める環境になるといえるでしょう。みんなが関心がないときに、こつこつと投資を継続することは、勇気がいり、淋しいときですが、みんなが熱くなっているときに投資を始めるよりも、大きな損をすることはありません。
周りの人の「投資には関心が無くなった」という声が割安な環境を示すバロメーターになるはずですから、自分の中にこもらず、回りを眺めてみる余裕を持った方がよいと思います。