来週はいよいよ、「金融機関を頼りがいのある投資相談先にするには」という題材で話す第一回目のセミナーを行います。現在、その中で「何を伝えるべきか」の書き出しをしているのですが、大変です。伝えたい項目がざっと考えても40ぐらいあります。1項目5分で200分。3時間を超えます。
頂いている時間は正味2時間。全然足りません。おまけに今回は質疑の時間も取りたいと考えています。項目は15ぐらいに絞らないとだめですね。
私はこれまでの人生をたどってみると、小学生、中学生、大学生、社会人、そして今も?。「ヒトコト」と注意を受けてきました。「一言」が多いのです。そして話が長い。
「当たりは柔らかいんだけど、おまえは一言余計だし。一言がきつい」。
「そうかなあ」と思っていましたが、うちの息子を見ていて、「どうして理屈にもならない言い訳をするんだろう。あの考えのない一言が人間関係で損をしてるぞ」と不意に感じることが多く、「これだったのかな」と反省しています。今は昔に比べれば、年の功で一言の前に「ありがとう」とか「すいませんでした」とかを少しは言えるようになったと思うのですが。
おそらく、聞きに来られるほとんどの方は「金融機関を頼れる相談先にしよう」などと考えたことがないと思います。したがって、まず「何で前川がそんなことを言い出すのか」の趣旨を理解してもらわなければなりません。金融商品取引法が正しく運用され、金融機関がそれに対して前向きに応え、投資家が賢く利用すれば、金融商品の今後の販売方法をガラッと変える機会になると思います。
どこまで伝えられるか、私のチャレンジです。「拍子抜け〜、期待はずれ〜」と言われないように内容を形にしないと。尻切れ鳶にならないように、一言を減らし、長話をしない。時間との戦いです。