下値をしっかり見る意味!!

 3月17日に日経平均株価は11700円、米ドルは95円台を付けた時、多くの人は11000円割れ、90円前半までの円高を覚悟したと思います。そのとき、その瞬間でも、投資をあきらめず見てきた人は、現在の14000円手前、104円の投資環境はどのように映っているでしょうか?
 人によっては余りの株安、円高に投資の継続をあきらめてしまって、未だに投資結果に後悔し、「自分を責める」位置から抜けられない人もいると思います。このまますぐに良好な相場に戻るとは思いませんが、以前の厳しい状態よりも冷静に投資環境が見れるようになったのではないでしょうか。「今後上がったら、下がったら」とイメージしてみましょう。
 「日経平均株価が15000円乗せて、一気に16000円という雰囲気になったら、自分はどうするか」、逆に「やはり14000円手前が重くて、再び13000円割れが生じたたら、今度は買ってみるか」とか。
 「為替は結果往って来いで、追加投資した水準まで円安になって戻ってきたが、これ以上の円安が進んだ場合利益を確定して円に戻すか。もしもう一度円高の場面があったとしたら、やはり追加投資をするのか。するとしたら、どこをターゲットに置くのか」
 そもそも現在の投資環境で、「日経平均株価の戻りの目安はいくらか。再度下押しをすると仮定すればどこまで可能性があるのか」、などなど。いろいろなケースを想定しながら、「そのとき、自分は・・」と考えるのが私にとっては至福の時間なのですが、みなさんはいかがですか?
 それから、「金融機関を頼り甲斐のある相談先にしよう」と声を掛けたところ、逆に「いかに頼りにならないか」という話ばかりが耳に入ってきて、「投資家は金融機関を良い助言者に育てるほど暇じゃない。金融機関の自助努力が足りなさ過ぎる」という厳しいご意見もいただきました。
 そこで「私はこんな金融機関の窓口に出会い、良い相談相手になってもらっています」とか、「私の支店はお客様の投資相談を行い、こんな喜びの声をいただいています」とか、自薦、他薦を問いません。是非「頼り甲斐のある相談先」候補を挙げてもらえれば幸いです。
 私が考える「頼り甲斐のある相談先」の条件は、?「顧客の投資目的を明確にするお手伝いをするために必要な顧客の声を聞く耳」があること、?「顧客のレベルに合わせて、わかりやすく丁寧な説明ができる口」があること、?経験・知識は少なくても、「顧客のために何かお手伝いをしたいという意欲」があること、だと思います。そんな金融機関、支店があれば、是非教えてください。