北京五輪が閉幕しました。これでやっと仕事にも身が入るようになりますね。特に遠出をする予定もなかった私は、ついついテレビがお友達になっていました。思えば、毎日の雷、土砂降りで、買い物も必要最小限にすませ、家に引きこもっていたのは私だけではないと思います。私は雷が異常に恐く、雷が鳴り始めると、無事に家にたどり着くことだけを願いました。
海の家の景気はどうだったのでしょうか?行楽地の出入りは?百貨店などの売り上げは?私の肌感覚では、どれも予想外の低調だったのではないでしょうか。
相場も参加者が少なく、薄商いで、低調、低迷。水準が割高でもなく、どれも「買ってもいい、買わなくてもいい」相場水準だと思います。この水準はBuy and Forget(買って忘れて)。我慢した子にはご褒美に変わる水準だと思います。
「もし今自分に現金があったら、思いっきり物件を安くたたいて投資し、将来の宝にするのになあ」と残念に思っている方が多いのではないですか?つまり現在の水準は、「世が世なら」買いたい水準に入ってきた。この感覚は正しいと思います。
惨敗となった星野ジャパンを率いた星野監督が「強いものが勝つんじゃなく、勝った者が強いんだ」と敗者の弁を述べました。それを聞いて現在の相場は「安いものを買ったから儲かったのではなく、儲かったのは高く売ったからだ」と思いました。
買って、忘れていて、よい水準ではありますが、「儲かる」には、「これでよし」という水準を決めて利益を固めておかないと、次の下がって投資する機会をまた眺めてしまうことになりかねません。
「下がれば上がり、上がれば下がる」の繰り返し。一方的に値が上がったり、値が下がったりする、相場展開になるのは、まだまだ先になりそうです。