先週で今年最後のセミナーも終わり、私の中ではすっかり年末、来年に頭が向かっています。スケジュールも、今週からは「飲んだくれ」の情報交換会から、本当の忘年会へと突入していきます。
相談者の方からも、「今年は大やられした年ではありましたが、やっと最近、来年を前向きに考えられるように気持ちの整理がついてきました」という声も聞けるようになってきたのは朗報です。
「今年の経験を、今後に大いに活かしましょうね」
今回の相場は「あれをやらなければよかった。こうしておけばよかった」という方法論で言えば、高値で売り抜けて投資をやめたか、元から投資せずに現金・預金で過ごした人以外は、多少の差はありますが、みんながやられた相場でした。そういう意味では、どんな投資の仕方をしても結果やられた相場だと思えば、自分が下手をして自分だけ損をしたのと比べれば気が楽です。
人間の脳は、良いイメージを描くことで、脳全体、体全体を活性化させる効用があるそうです。笑うのは、強い抗がん作用があるそうです。笑うかどには福来る。
来年はこんな年にしたい。今年より、もっともっと良い年にしたい。「去年があったから今年はこんなに良い年になった」と喜び合えるように笑いましょう。良いイメージを持ちましょう。来年はいい年になりそうだと、私は本気で思っているのですが。
「来年は厳しくなるぞ」という声、たくさん聞きます。だけど多くの人は昨年の今頃はまだ、「資源価格や株価がこんなに下がり、こんなに円高になる」なんて考えている人なんていませんでした。
天井を当てられなかった人に、それよりも当てるのが難しい底が当てられると思いますか?
最悪の事態はもちろん想定しなければ、投資なんぞはできません。しかし、必要以上に、なるかどうかもわからないことを恐れていて、憂いていては、投資をする気にもなれません。
相当確信があったり、相当割安な場面があれば投資の機会を探ってみてもいいですが、今は来年を楽しく迎えられるように、心穏やかに良いイメージを一杯浮かべて準備をする時期にあててはいかがでしょうか。