現在の環境では投資なんかやる気がしない。そう思われている投資家が多いと思います。
しかし、しかしですよ。毎月やはり、新しい金融商品が世に出てきます。売れないのは覚悟しているのですが、売らないわけにはいかない人たちが存在します。
そうしたら、「どんな金融商品だったら売れるのか」を一生懸命に考えます。販売の現場からは「売れる商品を持ってこい」と非難されるからです。
ついこの間のバブルの時期のように、売れ筋を早く見つけて店頭に並べておくだけで売れていった時期ではありません。
是非みなさん、「なぜこの売れない環境で、あえてこの金融商品が販売されるようになったのか」の背景に注目してみてください。売れない中で、あえて販売する金融商品には意味があります。
その意図をくむように金融商品を眺めると、「この投資環境の中で何に注目し、何をすべきか」といった新しい投資のヒントが見つかるかも知れません。
そんなふうに眺めたときに、「リスクがよく理解できない」とか「リスクについて丁寧な説明が欠けている」ものは避けましょうね。特に「元本が確保されている、絶対損をしない仕組みを強調する」とか「高利回りを強調する」とか「おまけ・特典を強調する」ものに内容があるものは余りありませんので、気をつけて内容を確認しましょう。
「今回の投信のコンセプトはずれてない?」とか「今回の投信の考え方はいいねえ」とか「今回の投信の目的をもっと詳しく教えて」とか、興味を持って損のない時期だと私は思います。